アイナナオタクがジャニーズWESTに沼落ちした手記

 

 

ジャニーズにハマった。

 

この書き出しは今までに何万回と見た気がするが、そう書きたくなるくらい本人にとっては天変地異な出来事なのである。

 

ジャニーズWESTにハマって幸せになった自分自身のちょっとした感慨として、文章にまとめておこうかなと思ったので、今までのオタク歴とジャニーズWESTアイドリッシュセブンについてつらつら書いていこうと思う。

 

 

ずっと二次オタ中心にやってきた。

初めて買ったコミックスは紳士同盟

中学生になって友人の影響でBLEACHにどっぷりハマる。

この頃から動画配信に疎かった私のもとにもボーカロイド曲が届き始め、テレビからは聞いたことないような早口な曲や、アップテンポな曲が好きになった。

脳漿炸裂ガールとかその世代だった。

 

高校生くらいから妹の影響でバンド曲を中心に聞くようになる。

クリープハイプが今でも好きだ。人間臭い歌詞というか、醜くて綺麗な歌詞がとても好きだ。歌詞の意味を汲める曲や、自分で歌える曲じゃないと好きになれないので、英語詞や洋楽はほとんど聞かない。

 

二次オタではあるが、ファンタジーな世界観はあまり得意ではないようである。

(少年漫画好きなくせに何を言ってんだとは自分でも思う)

ディズニーよりもジブリ派、ジブリで好きな映画は「風立ちぬ」、プリンセスになりたいと思ったことは一度もないタイプの人間である。

(ファンタジーのラインをこの辺で察してほしい)

 

たぶんそのせいでジャニーズ含むアイドルに興味がなかった。

曲やパフォーマンス自体はテレビ番組では見ていたし好きだったが、ファンであろうとは思わなかった。

キラキラした世界はすごいなぁと思っていたが、出会ってきたファンがふわふわ系の女の子だったり、お姫様レベルの女の子に対するファンサービスだったり、そういうのがどうにも苦手だったんだろう。

 

 

大学受験のころに舞台弱虫ペダルにハマる。これをきっかけに2.5次元舞台が大好きになり、そこから俳優にもハマる。この辺から様子がおかしくなった。

「顔がいい」が口癖になり、ブロマイドを集め始める。

染谷俊之廣瀬智紀北村諒が好きだった。今でも顔はめちゃくちゃ好みだ。

 

 

 

 

 

 

そして、アイドリッシュセブンにであう。

 

 

 

ここが私のターニングポイントであると思う。

 

元々種村有菜先生が大好きだったので、アプリは入れていた。

ただ、ゲームをするのが果てしなく苦手なので、進めることがほとんどできていなかった。

 

大学二年の春先だったと思う。アイナナをしていた友人がふと、「あなたの推し大和さんだったよね?」「新曲聞く?」と言ってきた。

(二階堂大和:メガネをかけたアイドリッシュセブンの最年長でリーダー)

正直経緯は全く覚えてないが、その時にやっていたイベントがアイナナとTRIGGERのシャッフルユニットで大和、三月、凪、楽(敬称略)の「男子タルモノ~MATSURI~」という楽曲のイベントだった。

 

聞いた。

 

 

 

ううううううううううううううううううううわ???????????

 

なんかびっくりするほど好き???????????????????

 

あの大和さんが??????楽が??????????

こんな楽しそうなことするの????????????????????

(ギャップ萌えにしょっちゅう暗殺未遂をくらっているタイプのオタクなので。)

 

 

 

 

どちらかというとトンチキソング、コミックソングに近い曲だ。

アップテンポでメンバーの声も楽しそう、みんなで盛り上がって日常を忘れさせてくれるような曲。

その曲を聞きたくて、そしてそんな曲を歌ってくれるアイドルたちのことをもっと知りたくて、そこから一生懸命ゲームを進めて彼らのストーリーを読んだ。

 

乙女ゲームに近いと思っていたストーリーは想像以上というか受け入れるのが時に辛いほど骨太で、大好きなテレビや芸能業界の裏を鋭い角度から掘って、ストーリーにしていた。(事実かどうかはわからないしわからなくていいと思っている。)

アイドルとファンの関係性や、アイドルの芸能界の立ち位置、それらに対するアイドル自身、ファン、マネージャー、それぞれの向き合い方。

答えはないし、なくていいのだということをメンバーの成長とともに教えてもらった。

 

 

そして、私が初見で推した二階堂大和は、やっぱり想像以上の過去を持っていたし、演技が上手い。

 

演技が上手い

 

高校生の時に演劇をしていたせいか、舞台にハマっていたせいか、単純に家族でドラマを見るのが好きだったせいか。

理由は不明だが、なんにでもなれる演技ができる人が好きだ。

二階堂大和は悪役が評価されるカメレオン俳優タイプだった。

 

 

 

 

そろそろジャニーズWESTに出会わなければならない。

前置きが長すぎる。

 

 

舞台が好きなことを知っていたジャス民の友人が神山智洋出演の「オセロー」に誘ってくれた。

(ちなみにその友人は半年以上前から私にジャニーズWESTの布教を続けていた。MVを見せてくれたりCDを貸してくれたり、いろいろジャニヲタとしての知識を享受してくれた。しかしながら、ここまで動かなかった私に対してよく諦めずに声をかけてくれたものだ。感謝の一言につきる…)

 

出演陣が超豪華だったものあり、シェイクスピア劇を観たかったのもあり、箱が演舞場だったのあり、観劇することにした。

結局その友人と行くことは叶わなかったのだが、単純に舞台が観たくてアイナナ系の友人について来てもらった。

 

ベテラン俳優陣が演じるキャラクターをぐちゃぐちゃに掻き回し、デカい会場で声をめいっぱいに響かせるイアーゴーを演じる神山智洋

 

終わってからひと言

 

 

 

 

 

 

 

「二階堂大和がいたじゃん・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

当時の私にとってはこれが最上級の誉め言葉であったと察してほしい。

(あと、メンバーカラー緑だし)

 

イアーゴーは悪い顔から、思惑を隠して相手を騙す優し気な顔、女を操る色気満載の顔、憎しみを凝縮したような顔まで多種多様な表情を求められる役だった。

 

 

 

二階堂大和(という私の好きが詰まった概念)じゃねぇか…

 

 

 

 

なんかもう最高 という頭の悪い記憶しか残ってないけど

 

 

 

 

神山智洋のイアーゴーがジャニーズWESTにハマる大きな引き金引いたのは間違いなかった。

 

そして、神山智洋が作詞作曲した曲があるのを思い出した。

 

 

Evoke

 

 

ゴリッゴリのEDM

借りていたアルバムからそればかり毎日聞いていた。

少年倶楽部で見たことがあるジャニーズWESTの楽しい雰囲気からは想像できないレベルの厳つさ。

メンバーの事はよくわかってなかったが、おそらく良さが完璧に出ているであろう歌詞割り。

どこでも聞いたらその世界観に引きずり込んでくれるノリノリのメロディーとラップ詞が、聞いていても楽しかったし、難易度が高くて歌うのも楽しかった。

 

そして、これが彼の処女作という事実

 

ライブでは…?自分で振り付けもした…?衣装も自分で考えた…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付いたらライブBDWESTival)を予約していた

 

 

 

 

 

だって「Evoke」見れるっていうんだもん!!!!!

神山様の振り付け見れるっていうんだもん!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

アニメ系のDVD1巻分と同じ値段で買えると思ったら、びっくりするほど安いなと思った。

 

 

 

(アイナナ1stライブの円盤が約2万円との発表を受けたときに、安いな!!!!!!!と騒いだタイプの人間である。それと比べると初回盤で1万切っていると知ったときは3度見くらいした。アイナナまでライブDVDというものを買ったことがなかったから全然相場知らなかった。)

 

 

 

 

 

 

 

 

発売時期は卒論に追われていたのもあって、手に入れてからも円盤を全部見る時間はあまりなくて、しびれを切らした私はEvokeのパフォーマンスだけ妹と深夜に見た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何回も聞いたイントロとピッタリな演出のレーザーが会場を包む

 

 

 

 

 

どんっっっっっっっっっっっっぴしゃ だった

 

 

 

 

 

 

 

死ぬかと思った

 

 

 

 

 

 

 

曲自体がめちゃくちゃ好きだったから、ほんとにすごく期待していた。

期待って大体しすぎちゃダメ、でも期待を超え続けてくれるアイドリッシュセブンというコンテンツが最強に好きだった。

自分の中でそれに追いつくコンテンツはしばらく出てこないだろうと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにあった

 

 

 

 

 

 

 

ここに!!!!ありました!!!!!先生!!!!!!!!!(?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、全部がドンピシャで好みだった。

ギラッギラで、統一性はないのにそれぞれに完璧に似合っている衣装。

CDで聞くのとは違う、ファンを煽る歌い方。

それでいて、片時も休むことなく個性を加えながら重心低めに踊る振りつけ。

 

汗だくになりながらもクラブ風の演出の中でパフォーマンスをやりきるジャニーズWESTに見惚れた。

イアーゴーとは違う悪い笑顔を浮かべた神山智洋がそこにはいた。

 

 

円盤を最初から最後まで見ると、彼らの多才ぶりに驚いた。

アイドリッシュセブンにハマるきっかけになったコミック系の曲がジャニーズWESTでは専門のジャンルだったし、バラード、EDM、セクシーな曲調まであり、全部見せる表情が違う。

ユニット曲では楽器も演奏するし、謎の忍者を元にしたネタでコントもするしMCではボケとツッコミで軽快に関西弁でトークをしていた。

 

なにより

 

見ているほうが思わず笑顔になってしまうくらいに

 

 

 

メンバーがずっと本当に楽しそうにライブをしていた。

 

 

 

 

たまに映るファンも、みんながずっと笑顔だった。

多分それが見せたくてファンをよく写す編集なんだろうなと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

アイナナで九条天が言っていた。

 

「ボクたちは忙しい。だけど、お客さんはもっと忙しいかもしれない。

ボクたちの仕事は大変。だけど、お客さんはもっと大変な日々を過ごしているかもしれない。

ボクたちにはやりたいことがある。だけど、お客さんはもっとやりたいことがあるかもしれない。

そんな中、時間を作ってボクたちを見に来てくれる。

夢のような、楽しい時間を求めて。

瞬間、瞬間に、最高の価値を与えられないなら、ステージに立っている意味がない。」

 

これはアイドル側のセリフで、

ジャニーズWESTの彼らがどこまで思っているかは分からないけど、

 

濱ちゃんの明日から頑張ろうな!って言葉や、

しげのみんなで楽しんでこーぜ!って突っ走っていくところや

彼ら自身がその瞬間を何より楽しんでいる笑顔を見たら

 

九条天のセリフを思い出してしまって。

 

 

ライブって、自分が楽しむために行けばいいんだ、と知った。

そして、ジャニーズWESTのライブでならそれができるんだろうな、と思った。

 

(あと、ファンをお姫様扱いしないのも個人的に好ましかった。)

 

 

すぐに出た「WESTV!!」も予約して購入した。

 

アーティスト神山氏の新曲はファンの合いの手まで歌詞に入った、会場中で盛り上がる為の曲だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャニーズWESTのファンクラブも更新したし、

そろそろ初参戦から一年が経とうとしている。

 

 

5周年の彼らの活躍は凄まじかったし、その翌年である今年はWドーム公演も決定した。

 

また彼らの楽しさを浴びることができる日を楽しみにしているし、アルバムも神ちゃんの新曲も楽しみだ。

 

その楽しみを胸に、また日々私の人生を生きていく。